2013年5月29日水曜日

米女優ジェニファー・ロペスが携帯電話の小売事業に参入



先日、米ラスベガスで開催された携帯電話の見本市"CTIA"で、米国大手のキャリアであるベライゾンが、女優のジェニファー・ロペス氏が立ち上げた携帯小売りチェーンと提携し、ヒスパニック系市場向けの販売に尽力していくことを発表しました。


提携内容は、ロペス氏が展開する小売りチェーン店「ビバ・モビル」に、ベライゾン社の携帯電話や通信サービスを独占供給することだそうです。

無視できない米ヒスパニック市場


ジェニファー・ロペス氏は、CTIAの会場にて米国内でヒスパニック系人口の増加が著しいことを強調し、彼ら向けに店内で子供を遊ばせておけるプレイ・エリアや、家族を一緒に連れて買い物できるような店舗を設計していくと言及。また、携帯電話アクセサリーのデザインなどにも力を入れていくようです。

店内は英語とスペイン語の両方で対応し、6月に一号をニューヨーク市で開店、その後はヒスパニック系移民の多い、マイアミやロサンゼルスを中心に15店舗のオープンを計画しているのだとか。

米国内のヒスパニック系人口は5000万人を超え、その購買力は2015年に1兆5000億ドルを超えると予想されています。2050年には米国人口の30%を占めるとまで言われているようです。

さすがにこの数字を見るとヒスパニック系市場は無視できませんね。日本も2050年には人口の4分の1が高齢者になると予想されていますので、携帯小売店舗も年配の方が集まってくつろげるような店舗設計、また各アプリも年配向けブラウザおよびクライアントサービスなども増えてくるのではないでしょうか。(今のFacebookやTwitterのクライアントアプリでは、文字が小さ過ぎ、操作が複雑過ぎてとてもお年寄りが使えるとは思えないので)


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参考文献『Verizon partners with JLo's Viva Movil to target Latinos