2013年6月25日火曜日

動画共有アプリ、Vine、Instagram、Viddy、Socialcamを比較してみた




ショート動画の共有アプリがアツいですね。今回は、数ある動画共有アプリの中でも有力とされているVineInstagramViddySocialcamを比較してみました。


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ソーシャルは動画共有の時代に


まず、撮影可能時間から見ていくと、Vineが圧倒的に短いですね。ただ、長ければ良いというわけでもないように感じます。6秒くらいの制限があった方がかえって工夫しがいがあるし、見る方も飽きにくいといった利点があるように思います。Twitterの140文字制限が絶妙であるように、Vineの6秒制限も絶妙な時間設定ではないでしょうか。

何より、長い動画は再生までがめちゃくちゃ重い…。やはりInstagram、ViddyなどはVineに比べ再生まで時間がかかるのでイラつきます。(Vineも決して早くはないですが…)

ただ、長く撮りたいユースケースもあるので、撮影時間に関しては甲乙つけ難いですねー。

次は、撮影対象のピントを合わせる機能。Vine以外は指でフォーカスできて便利ですが、Vineは勝手にピントを合わせるので、図らずして動画がボケてしまうことが稀にあります。不便です。

そんで、フィルターはInstagramのお得意芸。ViddyやSocialcamにも付いてます。お洒落にシェアしたいユーザーには欠かせない機能なのではないでしょうか。

次に編集機能なのですが、これはViddyやSocialcamの機能が充実しています。音楽やテロップを挿入できたり、編集していてかなり楽しいです。

そして、対応メディアの数。ここは各サービス対象を広げてくるでしょう。今のところ、ViddyやSocialcamはYouTubeに直接アップできるので、クリエイターやジャーナリストには嬉しい機能かも知れません。

その他の特徴として、Vineは埋め込み機能が付いており、自分のブログに動画を埋め込むことができるのと、閲覧時にループ再生を行います。ループ再生だと思わず2周3周見てしまうので、エンゲージを高めるといった点で、6秒+ループ再生はさすがの仕掛だと感じました。

Instagramの撮影中に前のクリップを削除できる機能は地味に嬉しい!失敗が許されない環境下の撮影はストレスが溜まります。

あと、自分のライブラリの動画を使用できるViddyとSocialcamの機能は良いですね。過去のシェアしたい動画を簡単に編集できる点が嬉しいです。

結論、どれも甲乙つけ難く、ケースバイケースで使い分けよう!といった感じで…。
VineかInstagram、ViddyかSocialcam、気に入った方を一つずつスマホに入れておけば十分かと思います。

TwitterのVine買収、FacebookのInstagramムービー機能の開始、米YahooのQwiki(画像と動画を自動で編集してくれるサービス、めちゃ便利で面白いです)買収などのニュースから、各ソーシャルメディアが動画共有を重視していることが分かります。

既存のソーシャルメディア上で、頻繁に画像データのシェアが行われているように、同様の感覚で動画がシェアされる時代がくるのもそう遠くはないかも知れません。

Vineなんかは、まだソーシャルメディアで共有しても、URLでのシェアになのですが、近い将来これがタイムライン上でそのまま再生できる形になれば、さらに普及が進むと思います。

余談ですが、この手のアプリはマネタイズがすごく難しいことで有名です。Viddyだけまだ買い手が見つかっていないようなのですが、ここはGoogleあたりが人肌脱いで買ってみるのはどうでしょうか。

何はともあれ、今後の動画共有サービスの流れに注目していきたいです。