2014年1月13日月曜日

海外メディアが予想する2014年にIPOするであろう5つの海外企業



遅ればせながら、あけましておめでとうございます。

去年の振り返りですが、Renaissance Capitalによると2013年の米国におけるIPO状況はすこぶる好調で、合計で222社が上場、5兆5000億円近い金額をそれらの企業が調達したと報じています。
2000年のドットコムバブル最盛期の水準には及びませんが、2008年のリーマン・ショック以降最高の水準だとか。また、この流れは2014年も続くのでは?と彼らは主張しています。


そこで、新年一発目は、海外メディアが予想する2014年にIPOするであろう海外企業エントリをお届けしたいと思います。

ForbesMashableVentureBeatが2014年IPO予想の記事を書いていたので、それを参考に各記事が挙げた候補の中から、2つ以上候補がダブったものをピックアップしました。

1、Alibaba



中国EC最大手のアリババ・グループが香港市場(2007年)に引き続き、来年に米国の市場に上場するのではないかとの予想。仮に上場が成功した場合、2012年のFacebook上場以来、もしくはそれを上回る規模の大型上場に。


2、Box


(画像:Vator news)

どのメディアも口を揃えて上場を予想するのが、企業向けにクラウド・ストレージサービスを提供しているBoxです。2005年にAaron Levieが設立、これまでに総額約400億円の資金調達、2000万人以上のユーザーを獲得しています。現在評価額は約2000億円。Aaronは現在29歳。


3、Dropbox


(画像:yewknee)

Boxと共に必ず上場の候補に挙げられるのがクラウド・ストレージのDropbox。先日Dropboxが上場前に約8000億円の評価額で、約250億円を調達したがっているとの報道をNew York Timesが行いました。上場前に評価額を更に上げる自信があるため、それを達成するために資金が必要なのだとか。こちらも大規模な上場になりそうです。


 4、King.com



ゲームCandy Cruchでお馴染みのイギリスのゲーム会社King.comも今年上場の有力候補。1日あたり1億人が10億回もKing.comのゲームをプレイしているのだとか。

ゲーム大手のSupercellはソフトバンクに売却というエグジットでしたが、King.comはどうなるのでしょうか、引き続き今年も注目です。ちなみに、AngryBirdで有名なRovioもそろそろ上場するのではないかとの噂。


5、GrubHub Seamless



2013年に、GrubHubとSeamlessが合併を発表したのは記憶に新しいと思います。どちらも、近所のデリバリーをWebやモバイルアプリから簡単に注文、決済、トラッキングするサービスを提供。外食のAmazonと説明すると分かりやすいかもしれません。時価総額は約5000億円に及ぶ可能性あり。


その他

その他も、金融関係はSquareやLendingClub。クーポンだとCoupons.comEbates(クーポン関係の企業は去年RetailMeNotが上場しており、今年も注目の分野なのだとか)。

音楽関係はShazam、Spotify。ビックデータの分野では、米国政府からの受注もあり、これまでに約600億円を調達しているPalantirあたりが有力候補です。

その他の候補も気になるという方は、直接記事をチェックしてみてください。

それでは、今年も面白い1年にしましょう!